「正社員の給料は月給で、パートは採用時に決めた時給。その後は社長の判断で上げています」
中小企業では、こうした賃金の決め方も珍しくありません。
しかし、同じような仕事をしているのに、雇用形態によって給与の決め方が全く別になっていると、「なぜ私はこの時給なのか」を説明しにくくなります。
キャリアアップ助成金の賃金規定等共通化コースは、有期雇用労働者等と正社員について、職務などに応じた共通の賃金規定を新たに作り、実際に適用した会社を支援する制度です。令和8年度の中小企業では、1事業所当たり60万円が支給額として設定されています。
ポイントは、単純に「正社員とパートを同じ給与にする」ことではありません。
担当する仕事や能力、責任に応じて共通の物差しを作ることです。
社員が増えて給与を決めるのが難しくなってきた会社なら、助成金をきっかけに「何ができれば、どの賃金になるのか」を整理してみる価値があります。