季節の移ろい
ナスの照り、夏のしるし
焼きナス、揚げナス、煮びたし──夏の食卓によく登場するナス。表面につやのある、よく冷えたナスをひと口食べると、暑さで疲れた体にじんわり効いてくるような気がします。旬の食材を味わうことは、自然と調和して生きることの第一歩。 […]
朝の空にひらく、白い雲
立秋を過ぎてからの空は、どこか高くて澄んでいて、雲も軽やかに見えます。通勤や家事の合間、ちょっとだけ空を見上げてみる時間をつくってみませんか?その白い雲の形が、毎日ちがっていることに気づくと、いつもの一日がほんの少し特別 […]
立秋──「秋」が静かにやってくる
今日は「立秋(りっしゅう)」。暦の上では、秋のはじまりです。まだまだ暑いけれど、ふと風が軽くなった気がしたり、夕方の光に陰りが見えたり。そんな微かな変化が、季節の“次”を知らせてくれます。暮らしの中でも、「変わっていく途 […]
ひまわりの向こうに、夏の空
通勤途中や街角の植え込みに、大きなひまわりの花が咲いているのを見かける頃です。太陽に向かってまっすぐ伸びるその姿は、まるで「今日もがんばって」と語りかけてくるよう。でも実は、咲いたあとのひまわりはずっと東を向いたまま。ど […]
蝉の声と、時間の感覚
朝から響く蝉の声。気づけばもう当たり前になってきた夏の音です。でもよく耳をすますと、日によって、時間によって、少しずつ違う鳴き方をしているのがわかります。「同じような毎日」にも、実は細やかな違いがあって、そこに気づけるか […]
七十二候「大雨時行(たいうときどきふる)」
今日は七十二候のひとつ「大雨時行(たいう ときどき ふる)」。夏の空は、晴れていたかと思えば突然雨が降る…そんな不安定さも、季節の個性です。気持ちも同じ。晴れたり曇ったり、安定しないのが人間らしさ。「今日は調子が出ないな […]
白南風(しらはえ)に背中を押されて
梅雨が明けたころに吹く風を「白南風(しらはえ)」と呼びます。南からの風なのに、どこかからっとしていて、空の明るさまで変えてくれるような力があります。ちょっとだけ気持ちが前を向く日。背中をそっと押してくれる風。そんな日に、 […]