茅の輪──くぐることで見えるもの

一昨日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」では、神社に立てられた茅の輪をくぐる風習があります。
目に見えないものを整えるために、形あるものをくぐる──そんな行為に、どこか安心感を覚えます。
現実がうまくいかないとき、自分の中で“何かをくぐった”と思える瞬間があれば、次に進める気がするものです。
暮らしを変えたい、もっと自分らしく過ごしたい。そう願うときこそ、古い風習が意外なヒントをくれることがあります。
輪をくぐるように、心にある何かを一歩乗り越える日になりますように。