稲穂の先にある静けさ

郊外を歩くと、田んぼの稲が頭を垂れはじめているのが見える頃です。
風にそよぐその姿は、春の若苗とはまるで別人のよう。
季節をまっすぐに受け入れてきた植物の姿に、言葉ではない強さを感じます。
自分らしい生き方とは、なにかを証明することではなく、時間とともに“しなやかに育っていく姿”なのかもしれません。
今日は少しだけ、がんばりすぎる手を休めて、実りに向かう静かな姿勢を思い出してみてください。