木陰という、夏からの贈り物

暑い日でも、大きな木の下に入ると、ふっと空気が変わることがあります。

葉を通り抜けた風は少しだけ涼しく、木漏れ日はやわらかく地面を照らします。

昔の人は、そんな木陰を暮らしの中の休憩場所として大切にしていました。
神社の大きな木の下でひと休みしたり、縁のある木を「ご神木」として敬ったり。
木は、ただそこに立っているだけで、人の心を落ち着かせてくれる存在だったのでしょう。

忙しい毎日の中では、「早く目的地へ」と歩き続けてしまいます。
でも、ときには木陰で立ち止まる時間も必要です。

今日は木陰を見つけたら、ほんの一分だけ足を止めてみませんか。

風の音に耳を澄ませると、自然が「おつかれさま」と声をかけてくれているような気がします。