風の向きが変わるころ

五月の終わりになると、風の質が少し変わってきます。
さらりとしていた風に、ほんの少し湿り気が混じる。
梅雨が遠くで準備を始めている、そんな気配です。

季節は、ある日突然変わるわけではありません。
少しずつ、少しずつ。
気づけば、空気も光も匂いも変わっている。

私たちの気持ちも、きっと同じですね。
急に元気になるわけでも、急に前向きになるわけでもない。
でも、少しずつ変わっていく。

今日は風を感じながら、「今の自分も、ちゃんと変わっている途中なんだ」と思ってみてください。
自然の移ろいと自分を重ねると、少しだけ気持ちがやさしくなります。