季節の移ろい
落ち葉をひとつ、拾ってみる

道ばたに積もった落ち葉は、季節の手紙のよう。ひとつ拾って、よく見てみると、それぞれに色も形も違います。自然のものは、同じようでいて、どれひとつ同じではない。人の暮らしもまた、そうなのかもしれません。今日はふと目にとまった […]

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季節の移ろい
渡り鳥の知らせ

空を見上げると、渡り鳥の群れが高く飛んでいきました。遥か遠くの土地から旅をして、また別の場所へ向かう途中なのでしょう。彼らは風と光を感じながら、自分の行き先を知っています。私たちもまた、目には見えない“季節の流れ”に導か […]

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季節の移ろい
朝霧の中にある静けさ

朝、窓を開けると一面がうっすらと霧に包まれていました。いつもの風景がやわらかくぼやけて、静かな世界が広がります。霧の朝は、時間の流れも少しゆっくりになるような気がします。こんな日は、バタバタと過ごすより、少し余白をつくっ […]

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季節の移ろい
焼き芋の香りに誘われて

文化の日。空気が澄み渡り、秋晴れの陽気が気持ちのよい祝日です。歩いていると、ふと香ってくる焼き芋の甘い香り。その香りだけで、子どものころの記憶やぬくもりがよみがえってくるから不思議です。食べものの記憶には、季節も心もつな […]

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季節の移ろい
風の音が変わるころ

木々の葉が色づきはじめ、風が乾いた音を立てるようになってきました。季節の変化は、目だけでなく耳でも感じられるもの。さらさらと落ち葉を揺らす風の音は、秋が深まったことを静かに教えてくれます。今日は少しだけ外の音に意識を向け […]

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季節の移ろい
変わることは、怖くない

11月に入りました。カレンダーが1枚めくられるだけで、不思議と気持ちも新しくなります。秋から冬へ、風の冷たさも少しずつ増していきます。変化はときに不安だけれど、それが自然の流れなら、きっと身をゆだねても大丈夫。日々を感じ […]

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季節の移ろい
秋の終わりに

10月の終わり。街は少しずつ冬の気配をまといはじめています。秋の実りもそろそろ食べ納め。栗やかぼちゃ、きのこ…。自然のめぐみを味わえる時間は、案外あっという間です。食卓を囲む時間が、“季節をいただく”行為でもあることを、 […]

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季節の移ろい
静けさの中で、鏡を見る

肌寒くなってくると、鏡に映る自分も少し変わって見えます。日焼けが落ち着き、表情がやわらぎ、少しだけ影をまとったような雰囲気に。季節とともに、私たちも移ろっていく――それを自然に受け入れられるようになると、生きるのがちょっ […]

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季節の移ろい
火を灯すということ

秋の夜が深くなってきました。照明のスイッチではなく、あえてろうそくや間接照明で部屋を照らしてみると、心がふっと静まるのを感じます。炎のゆらぎには、癒しの効果があるともいわれます。忙しい日常のなかで、静けさをつくるのは自分 […]

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季節の移ろい
木の実を拾う午後

道ばたにどんぐりや木の実が落ちているのを見かける季節。手のひらにのせてみると、小さな命の重みを感じます。都会にいても、ふとした隙間に自然が顔を出すのは、日本の四季の豊かさゆえ。ほんの少ししゃがんで、自然のかけらを手に取る […]

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