季節の移ろい
冷やし中華と、夏のはじまり
スーパーやコンビニで「冷やし中華はじめました」のポスターを見かけると、いよいよ夏なんだなと思います。食べものの変化は、季節の移ろいを肌で感じる一番わかりやすいサインかもしれません。「自分らしい暮らし」って、特別なことじゃ […]
雷鳴がくれる、静けさの感覚
夏の午後、突然の雷にドキッとすることがあります。空が光り、轟くような音が身体に響く。雷は昔から「神鳴り(かみなり)」と呼ばれ、自然の力への畏怖をあらわす存在でした。何もかもが思い通りにいかないと感じる日でも、雷のような圧 […]
七夕──見えないものを信じる夜
今日は七夕。晴れていれば、夜空に天の川が見えるかもしれません。でも、たとえ見えなくても、空の向こうに星たちは確かに輝いています。「今、何がしたいか」「どこに向かいたいか」──見えていないものに不安を感じるのは自然なこと。 […]
夏の入り口、小さな変化から
明日は「小暑(しょうしょ)」。夏の始まりを告げる暦の節目です。冷たい麦茶を用意したり、日傘を出したり。そんな些細なことが、暮らしの景色を少しずつ変えてくれます。自分らしく暮らしたいと思っても、大きな変化はなかなか起こせま […]
願いごとを書くという行為
七夕は明後日。短冊に願いを書くなんて、なんだか子どもっぽい…と思っていませんか?でも、自分が本当に願っていることって、日々の中で案外ちゃんとは見えていないもの。「本当は、何を求めているんだろう?」「どんな暮らしがしたいん […]
十日月──途中にある美しさ
今夜の月は「十日月(とおかづき)」。満月に向かってふくらみつつある、まだ途中の月です。完成されていないからこそ見える美しさ。そんな月の姿に、自分を重ねたくなる夜があります。「まだ見つかっていない」「まだ途中」。そう感じる […]
風の匂いは、目に見えないサイン
梅雨の終わりが近づくこの頃、ふと吹いた風に、草のにおいや土の湿り気を感じることがあります。天気も気分も不安定になりがちな時期ですが、こんな“変化の予感”に気づく心が、私たちにはちゃんと備わっているのかもしれません。「自分 […]
茅の輪──くぐることで見えるもの
一昨日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」では、神社に立てられた茅の輪をくぐる風習があります。目に見えないものを整えるために、形あるものをくぐる──そんな行為に、どこか安心感を覚えます。現実がうまくいかないとき、自分の中で“ […]