助成金のために、誰かの給与を下げてはいけません

正社員とパート社員の賃金表を一つにまとめようとすると、「全体のバランスを取るために、この人の給与を少し下げよう」と考えてしまうことがあります。

しかし、賃金規定等共通化コースでは注意が必要です。

令和8年度の要件では、共通の賃金規定等を適用するすべての有期雇用労働者等と正社員について、適用前と比べて基本給や定額で支給されている諸手当を減額していないことが求められています。

そもそもキャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者の処遇改善を支援する制度です。

助成金を受けるために誰かの待遇を下げるのでは、本来の目的と逆になってしまいます。

賃金制度を作り直すときは、「会社全体の人件費を変えずに数字を合わせる」のではなく、今後どのように人を育て、どの仕事にいくら払うのかという視点が必要です。

制度変更によって誰かが不利益を受けないか。

そこまで確認してから、新しい賃金表をスタートさせましょう。


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