「パートから正社員にしたので、これで長く働いてくれるでしょう」。社長としては、そう期待したくなるものです。
しかし、正社員になったこと自体が定着を約束してくれるわけではありません。
むしろ本人からすれば、正社員になったことで「これからどんな仕事を任されるのだろう」「給料は今後どう上がるのだろう」「この会社で何年も働いた先に何があるのだろう」と、これまでとは違うことを考え始めるかもしれません。
キャリアアップ助成金の正社員化コースは、正社員への転換を後押しする制度です。ただ、会社にとって本当に大切なのは、その人が転換後も力を発揮し、長く働いてくれることでしょう。
正社員化を「手続きの終了日」ではなく、「この人にこれからどう活躍してもらうかを考えるスタートの日」にする。
助成金をきっかけに、社員の半年後、一年後を考えることが、人材定着につながっていきます。