「来月から正社員で」は、条件まで伝えていますか

長く働いてくれている契約社員に、社長が「来月から正社員で頑張ってくれ」と声をかける。本人にとってもうれしい話です。

しかし、その一言だけで正社員化を進めてはいけません。

キャリアアップ助成金の正社員化コースでは、就業規則などに規定した制度に基づいて正社員へ転換し、転換後6か月間の賃金を転換前6か月間と比較して3%以上増額することなどが要件となっています。

本人に伝えるときにも、「正社員になります」だけでなく、給与はいくらになるのか、勤務時間はどうなるのか、仕事内容や責任は変わるのか、賞与・昇給などの制度はどうなるのかを具体的に説明したいところです。

中小企業では、社長と社員の距離が近いため、「言わなくても分かっているだろう」と思いがちです。しかし、大切なことほど言葉と書面の両方で確認した方が安心です。

正社員化は、契約書の名称を変える日ではありません。

「これから会社でどのように働いてほしいのか」を、社長と本人が確認する日と考えてみてはいかがでしょうか。


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