キャリアアップ助成金の正社員化コースを調べると、「中小企業なら1人80万円」という数字が目に入ります。
ただし、これはすべての人に一律で支給される金額ではありません。
令和8年度では、中小企業が有期雇用労働者を正社員へ転換した場合、重点支援対象者に該当すれば40万円を2期、合計80万円。重点支援対象者以外の場合は40万円を1期とされています。無期雇用労働者から正社員へ転換する場合は、重点支援対象者なら20万円を2期、合計40万円、重点支援対象者以外なら20万円を1期です。
ここで大切なのは、「うちなら80万円もらえる」と先に計算しないことです。
対象となる人の雇用期間、過去の正社員歴、現在の雇用形態などによって区分が変わります。
助成金は、受給額から人事を考えるのではなく、「この人を正社員にしたい」という判断を先にして、そのうえで制度上どの区分に当てはまるかを確認するのが基本です。
金額は魅力ですが、まず見るべきなのは人です。